「日本経済は2001年から2010年にかけて米国の半分のペースで成長してきた。だが、1人当たり国内総生産(GDP)成長率で判断すると、日本は同じ期間に米国とユーロ圏を凌ぐ成果を上げた」。2000年代の日本の1人当たり実質GDP成長率は欧米諸国より高い。
では、GDPの低成長が続いたのはなぜだろうか?
短い答えは、急速な少子高齢化で人口(特に労働人口)が減ったからである。2000年代の人口増加率は、アメリカの0.7%、イギリスの0.5%に対して日本はほぼゼロであり、これがそのまま成長率の差に反映している。日本の労働人口は毎年1%以上減っているので、これだけで潜在成長率(成長率の上限)は1%下がる。